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ペットの病気・豆知識

かかりつけの病院を持ちましょう

人間の子どもと同様、 ワンちゃんネコちゃんにもかかりつけの病院を持ちましょう。

体質や性格も分かった上での診断は、ワンちゃんネコちゃんにとっても飼い主にとっても安心ですよね。見てもらえるとホッとしますね。

近年は、人間同様ハウスダストや花粉症などのアレルギーを持つワンちゃんネコちゃんもいます。
彼らは言葉で症状を説明できません。
ちょっとでも「おかしいな?」「どうしたのかな?」と感じたら、早めに受診してあげましょう。

  • 元気があるか?
  • 食欲はあるか?
  • 便の様子(柔らかくても固すぎても心配です)
  • 目ヤニや鼻水など

犬のかかりやすい病気TOP10

※★は、福岡市西区の当医院でよくみられる病気です。

犬のクッシング症候群

クッシング症候群は、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されて起こる病気。主な症状は、水をたくさん飲む、ごはんをやたら食べる、尿の量が増える、体重が落ちて痩せる、毛が抜けるなど。

糖尿病を併発することもあるので注意が必要です。投薬が中心ですが腫瘍がある場合は手術をします。

犬の悪性リンパ腫

悪性リンパ腫はリンパ肉腫とも言い、体の免疫を司るリンパ球ががん化してしまう病気。犬の場合は80%が「多中心型リンパ腫」です。

シニア犬に多くみられますが、若齢でも発症するケースもあります。治療は投薬が中心です。

犬の下痢

食べ物やストレスによる一時的な下痢はさほど心配ありませんが、寄生虫やウィルス感染による下痢には注意が必要です。特に、赤ちゃん犬やシニア犬は、急性の下痢が命にかかわることもあるので気を付けてあげましょう。

犬の熱中症

人間同様、犬も熱中症になります。空調のない蒸し暑い室内での留守番、暑さが厳しい日の散歩が原因で発生します。

急激な体温の上昇、あえぐような呼吸(パンティング)、よだれといった症状が出ます。重症化すると呼吸困難、吐血、血便などを引き起こし、と命にかかわる事態に。初夏から夏にかけて気を付けてあげましょう。

犬の脱毛症

季節の変わり目に毛(犬の場合、体毛ではなく被毛といいます)が生え変わる生理現象なら何の心配もありません。

アトピー性皮膚炎、外部寄生虫による皮膚炎、真菌や細菌による感染症、ホルモン異常など病気によるものは、すみやかに受診しましょう。見分けるポイントは、皮膚。病気が原因の場合は毛が抜けるだけでなく皮膚の赤みや黒ずみを伴います。

犬の椎間板ヘルニア

激しい運動、肥満、加齢などにより、椎間板への負担が大きくなって損傷してしまう病気です。若い頃から発症しやすい傾向がある、プードル、ダックスなどは特に注意してあげてください。

軽症の場合は内科的治療を行います。重症の場合は外科的治療を行います。最終的には神経麻痺が起こり半身不随になってしまう怖い病気です。

犬のてんかん

てんかん発作をくり返し起こす脳の病気です。検査をしても脳に異常が認められない場合は原因不明の「特発性てんかん」とされ、脳障害(脳腫瘍・水頭症・脳炎による)によって起こる「症候性てんかん」と区別されています。

発作の少し前からよだれを流したり落ち着きがなくなったりという症状が見られます。意識がなくなったり、全身が痙攣したり、体の一部分だけが痙攣したりと、程度も様々です。いずれにせよ予防は困難なので、定期検診で早期発見を心がけるしかありません。

犬のすい炎

すい臓から出るすい液がすい臓自体を溶かして起こる病気です。急性膵炎の場合、背中を丸めてお腹を抱えるような姿勢をとり、発熱、食欲の低下、腹痛、荒い呼吸、嘔吐、下痢、脱水などが見られます。
重症の場合には、命に関わることもあります。

犬の膿皮症

皮膚にできたちょっとしたキズにブドウ球菌などの細菌が感染して起こる皮膚病です。

主な症状としては、皮膚が赤く炎症を起こしたり、毛が抜けたり、発疹ができて膿を持っていたり、かさぶたができたりします。
抗生物質の投薬と薬用シャンプーで治療します。

犬の腎不全

腎臓の機能を失い、体内の老廃物の排泄、水分と電解質バランスの調節などがうまくいかなくなる病気です。
急性腎不全は尿の急激な減少がみられます。
一刻をあらそう事態なので、すぐに病院へ連れて行きましょう。
慢性腎不全はやたらと水分を取り大量の尿を出します。食事に気を付け、悪化を防ぎましょう。

猫のかかりやすい病気TOP10

※★は、福岡市西区の当医院でよくみられる病気です。

猫の風邪

猫の風邪は、上部気道感染症といいます。鼻水、くしゃみ、咳、目やになど、人の風邪によく似た症状が見られます。
原因は様々で、ヘルペスウイルス、カリシウイルス、クラミジアなどに感染することで起こります。投薬で治療していきます。ワクチンもあるので、子猫の時からしっかり摂取しておくと予防できます。

猫の慢性腎不全

腎臓の機能を失い、体内の老廃物の排泄、水分と電解質バランスの調節などがうまくいかなくなる病気です。

慢性腎不全はやたらと水分を取り大量の尿を出します。
食事に気を付け、悪化を防ぎましょう。

猫の皮膚糸状菌症(白癬)

皮膚糸状菌という真菌(カビ)に感染することが原因で起こる皮膚病です。
飼い主の水虫がうつるケースも多いようです。子猫や免疫力が低下している猫は発症しやすいので注意が必要です。

猫の膀胱炎

猫の尿は人間や犬に比べ濃度が高いので、膀胱内で雑菌が繁殖することは稀です。
おしっこの回数が増えたり、いきむ様子を見せたり、おなかを触ると痛がったりしたら要注意です。

予防するには、しっかり水分を取らせることが大切だと言われています。

猫の回虫症

3~12cmほどの猫回虫が小腸に寄生して起こる病気です。
子猫に感染した場合は発育不良など重い症状を引き起こすことがあり、命に関わるので注意が必要です。
フィラリア予防薬には回虫を駆除する効果があるので、忘れずにワクチンを接種しましょう。

猫の結膜炎

結膜が充血し、かゆみ、腫れ、目ヤニなどが見られます。
重症化するとまぶたが閉じたまま開かなくなってしまうこともあります。
猫風邪やウィルス感染のほか、ハウスダストやアレルギーが原因で起こります。点眼薬で治します。

猫の尿毒症

腎不全によって腎臓の機能が低下して起こる病気です。体外へ排出されなければならない老廃物が体内にたまり、全身の臓器に悪影響を与えます。

尿毒症は命に関わりますので、早急に治療しましょう。食欲不振、嘔吐、下痢、口臭などの症状が見られます。

猫の急性腎不全

腎臓の機能を失い、体内の老廃物の排泄、水分と電解質バランスの調節などがうまくいかなくなる病気です。
急性腎不全は尿の急激な減少がみられます。

一刻をあらそう事態なので、すぐに病院へ連れて行きましょう。

猫のフィラリア症

犬の病気のイメージがありますが、猫もかかります。犬糸状虫(フィラリア)と呼ばれる寄生虫が心臓に寄生して起こる病気です。
猫の場合、フィラリアが寄生していてもほとんど症状が見られないこともあります。

しかし、喘息のような咳が続いたり、呼吸困難、嘔吐といった症状が見られることが多いです。
時には突然死することもあります。室内室外どちらで飼っていても、月1回の予防接種を忘れないようにしましょう。

猫の口内炎

口の中の粘膜が炎症を起こす病気です。
歯ぐき、舌、口腔などがが赤く腫れたり、潰瘍を生じたり、出血したりします。
口臭やよだれがひどくなったりという症状が口内炎のサインです。
他の病気とセットで現れることが多い病気です。

病気になった時の治療費

ワンちゃん・ネコちゃんの医療費が心配な方は、 ペット保険がおすすめです。

ペット保険とは、人間でいう健康保険のようなもの。ペットが病気やケガをしたとき、動物病院での治療にかかった費用を保障してくれます。ペットには健康保険制度がないので、治療費は自費治療です。

病院ごとに治療費は異なりますし、全額負担となります。近年はペットの寿命が延び、高齢化が進むことで、病気やケガのリスクも増えてきました。私達の大切な家族であるペットの、「もしも」の場合に備えておきましょう。

ペット保険に加入しておくことで、金銭的負担を感じることなく気軽に動物病院に足を運べます。結果、病気やケガの早期発見にも繋がるのでおすすめです。

ペット保険は、比較的リーズナブルで補償内容も充実しています。何社か比較検討して上でお申込みすると良いでしょう。迷った場合は、かかりつけの獣医さんに相談してみましょう。動物病院が提携しているペット保険の説明を受けることができますよ。

《主なペット保険会社のご紹介》
アニコム損保
ペット保険
http://www.anicom-sompo.co.jp/
PS保険
 
http://pshoken.co.jp/
アイペット損害保険
 
http://www.ipet-ins.com/
アクサダイレクト
ペット保険
http://pet.axa-direct.co.jp/
ペット&ファミリー保険
 
http://www.petfamilyins.co.jp/
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